コンテンツマーケティングはユーザーにとって価値のある良質なコンテンツを提供し、見込み客や潜在客へアプローチを行うマーケティングの手法となります。
参考:コンテンツマーケティングとは?意味や特徴と良質なコンテンツの作り方も解説
コンテンツの制作と発信をすれば終わりというものではありません。重要なのは発信をした後、データ分析を基に今後のマーケティングに活用することです。
分析するデータ
コンテンツマーケティングにおいては、次のようなデータを収集し、分析します。
新規ユーザー数
露出を増やし認知度を上げるという面で役立つデータです。ブラウザごとに発行されたIDをユーザー数としてカウントします。そのため、異なるブラウザで閲覧された場合は、同一人物でも2とカウントされます。コンテンツ投稿がユーザー数の増加につながっているかを傾向として把握します。
自然検索流入数
検索エンジンを経由してコンテンツにたどり着いたユーザー数を指します。そのため、自然検索流入数が多ければ、SEO対策が有効に働いているということです。
CV・CVR
事前に設定した目標のことをコンバージョン、いわゆるCVと呼びます。また、その達成率をコンバージョン率、いわゆるCVRと呼びます。問い合わせや会員登録、資料の無料ダウンロードなどをCVとして用意することが多くあります。コンテンツの提供が、こうしたCVに結び付いているかを確認します。
離脱率・直帰率
離脱率は、あるページでWEBサイトを離脱した人の割合を指します。そのうち、最初に訪れたページから他のページへ移動せず、そのまま離脱した人の割合を直帰率と呼びます。ユーザーは、自分に役立つ情報が多いと認識すれば複数のページにアクセスします。そのため、直帰率が高い場合は、一つのページを閲覧しただけで有益な情報がないと判断されているといえます。掲載しているコンテンツがユーザーニーズに合っているかを知ることができます。
分析データの活用方法
分析したデータは、次のことに活用できます。
顧客行動の顕在化
ユーザーはどのようにしてコンテンツにたどり着いているのか、またはどのようなキーワードで検索して自社サイトにアクセスしているか、といった顧客行動を把握することができます。さらに、アクセスの多い曜日・時間帯を把握することで、より的を絞ったターゲットにできます。
認知度の向上
流入率やユーザーの属性を分析することで、ターゲットユーザーに合わせたアプローチが可能です。ターゲットにマッチしたコンテンツをより目に触れやすい場所や時間に発信することで、認知度向上が期待できます。
CVの達成
過去にCV達成に至ったユーザーのデータを基にすれば、新規ユーザーをCV達成に導くことができます。また、CV達成に至らなかったユーザーの行動を分析すれば、至らなかった理由などの問題点をあぶり出すことができます。このような改善の繰り返しが、より多くのCV達成につながります。
まとめ
コンテンツマーケティングは、長期的に展開するべきものです。その過程において、データの分析とアプローチの改善を繰り返すことにより、より大きな効果をえることができます。